JUGEMテーマ:古美術・骨董・アンティーク
鳥取ではかつて伯耆国(鳥取県中西部)を中心にたたら製鉄が盛んに行われ、刀剣をはじめとする鉄製品の一大産地でした。反りのある日本刀の始祖ともいわれ、国宝「童子切安綱」の作者である「伯耆安綱」もこのあたりで作刀に従事していたことが知られています。江戸時代には当地の「印賀鋼(いんがはがね)」が日本一の品質と評されるほどになりました。
一方、鳥取城下の因幡国(鳥取県東部)でも、地元出身の濱部寿格をはじめ、因州兼先、信濃大掾忠国ら御用鍛冶たちが、鳥取藩のもとで作刀に腕を振るっていました。本企画展では、室町末期から幕末にかけて鳥取で作刀された名刀――兼先・忠国・濱部・廣賀などとともに、鳥取在住の現代刀工・金崎秀壽氏の作品を交え、25振の日本刀を展示します。
※こちらで公表するのを忘れておりました。
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令和3年6月2日から実施中!!
]]>新型コロナウイルスの影響で当渡辺美術館が7・8月に予定していた企画展は次年度延期となりました。しかし鳥取地盤の現代アーティスト・岡野元房氏のご協力によって同氏の美術展を開催するに至りました。そこでここでは「岡野元房の美術展」(2020.7.25〜8.23)の見どころについてご紹介します。
岡野氏が得意とするのはテラコッタ(素焼陶彫)であり、このたびの展示会では、その最新作品を多数展示しています。
1つは「20〜21世紀に製造された土木系の重機を使いこなす達人」「相談するとなんでも答えてくれる知の巨人」など、それぞれの世界観がにじみ出る胸像の数々。「重層した時間に溶けて行き来する<顔>」(写真左)は個人的に興味がわく作品です。
もう1つはファンタジー世界の宇宙船のごとき「妖精の繭」。岡野氏によれば、本来1辺が200mもあるのだとか。地上で平和に暮らしていた怪獣「ラオラオ」の世界に突如として現れた巨大宇宙船…、ラオラオ達はいったいどうなるのか(観者空想)。
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・・遅くなりましたが、よろしくお願いします。
(い)
]]>渡辺美術館では9/1〜9/30の日程で企画展「アートフェスタ2019 〜若い息吹」を開催しています。鳥取県東部を中心に活動されている若手アーティスト4名の個性あふれる作品を展示しています。
伊吹春香さんは、かわいらしい女性を描くイラストレーター。大正ロマン漂うレトロなタッチも魅力の一つです。
楮原沙織さんが描く水彩画は、お世話になった祖母の思い出。目に焼き付いた祖母の姿が、ありありと描かれています。
雲坂紘巳さんは新聞等の挿絵で活躍するイラストレーター。コミカルな野菜や魚が心を和ませてくれます。
水口さと子さんはアクセサリー作家。絵画とアクセサリーが連動した作品もユニークです。
今回の企画展では各作家の手掛けたグッズも販売中! 9/15-16の両日には、雲坂さんによる和風ランタンづくりのワークショップも開催されますので、ぜひ足をお運びください。
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7/19より岩美町在住のアーティスト・岡野元房氏による個展「モトフサの美術展」を開催しています。
ここでは、その見どころをご紹介します。
★テラコッタ人形が織りなすシュールな世界
テラコッタ(素焼き粘土)から生まれた小人たち。時には競い、時には協力しながら、コミカルに動き回るさまが記録された動画がユニーク。
★巨大ウサギの親子が出現!
木製アーチをくぐると、展示スペースの天井(4.5m)までとどくほどの巨大ウサギが出現! お母さんウサギ?はしっぽも巨大化して恐竜のようになっています。彼らはどんどん大きくなって、そのうち雲になってしまう……
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もうすぐ終わっちゃいますけど…
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近日中にここにも掲載予定です。
(い)
]]>写真は、かつて侍が着用した甲冑ですが、一見なんの変哲もないように見えて、なんと籠手の装甲板が外側に開閉し、内に収納スペースが……。何のために、何を入れるためにこのような仕組みにしたのかは不明。ただ、どこかで見た特撮ヒーローのガジェット(便利な道具)のルーツはここにあったのか……と思えたりもします。
「おもしろグッズ今昔展」では、当館の3万余点の収蔵品の中から、珍しいもの、ユニークなもの、人によっては懐かしいものなどを選りすぐって展示しています。ぜひ足をお運びください。
鳥取藩コーナーの展示替えを行いました。
テーマは「秋冬の猿雀」。秋にエサを求めて活動が活発になるサルと、豊穣の象徴であるスズメの絵です。
注目していただきたいのは猿の絵。
黒田稲皐が描く猿は毛の一本一本まで丁寧に描かれ、今すぐにでも動き出しそうな雰囲気。
土方稲嶺が描く猿は、天に向かって雄叫びをあげる姿。墨筆で力強く描かれています。
一方の片山楊谷の猿は、やっと手に入れた桃を手に、うれしさあふれる表情が特徴的。
鳥取藩政時代の絵師たちは、それぞれが独自のスタイルを持っていて鑑賞する楽しさが倍増します。
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当館では現在、絵画展「八木俊實展」を開催していますが、その八木先生の指導が受けられる絵画教室を12月7日(金)に予定しています。
テーマは当館所蔵美術品を題材にした静物画。画種は油彩・水彩・スケッチ等、お好みのスタイルでかまいません。
ただし、作業に必要な画材や道具類は各自ご用意ください。詳しくは下記チラシをご覧ください。
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1つは、江戸期の作と思われる「漢人・韃靼人狩猟図」屏風。江戸期はそれまでの武力一辺倒から文武両道が求められるようになった時代。一大文明を築いた漢人を文、東は中国・朝鮮から西は東欧にいたる巨大帝国を築いた韃靼人(タタール人・モンゴル人)を武の象徴として描いたものだそう。画風は雪舟の流れをくむ雲谷派に近いとのことですが、鹿に乗って逃げる猿やひっくり返った馬などコミカルなシーンも散見される面白い作品となっています。
もう1つは、「菊と鴛鴦(おしどり)図」屏風。金雲(金霧?)の間から無数の菊花と、わずかにのぞく水面にたたずむ鴛鴦の夫婦を垣間見るというような構図です。ただこの屏風が他と違うのは、菊花の“胡粉盛り”がすごいこと。胡粉(ごふん)とは貝殻を砕いた粉末で白色の顔料などに使われていましたが、この屏風では草花がことごとく胡粉で盛り上げられているのです。中心となる菊花群にいたっては数ミリほどの高さがあり、その並び連なって咲き乱れる光景は圧巻です。
これを機に、ぜひ足をお運びください。
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さて、8月18日から夏休み宿題大作戦で岡野先生と一緒に作った、恐竜の化石、白イカととうふちくわ、テラコッタの石垣の引き換えをしています。
引換券をお持ちくださいね!
]]> 現存するのは原本を含め13点のみ。その1つが今回展示する鳥取出身の医師・松島瑞境らによる模写(1789年)です。学術的にも貴重な資料になりますので、ぜひ一度足をお運びください。
近年は9月に入っても暑いので油断が出来ません(笑)。
ということで渡辺美術館では、来館者の皆様に
暑さを少しでも和らげて頂こうと、
「真夏の伝奇シリーズ」と題した期間限定展示を
一部コーナーで密かに開催。普段はあまり展示されない、
伝承や妖怪、モノノ怪の類が描かれた、
掛軸と巻物を展示しています。
日本漫画の先駆けともいわれる「鳥獣人物戯画」などは
一見の価値あり!(複製ですが)。
これを機に、ぜひご来館ください。
・江戸期に鳥取で活躍した天才絵師、片山楊谷の3点
「蜃気楼図」「朱鍾馗図」「菊慈童図」
・絵巻物4点
月岡雪渓「百鬼夜行図」
橋本秀峰「妖怪変象図巻」
国宝「鳥獣人物戯画」(複製)
重文「土蜘蛛草紙」(複写)
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